お茶の百科事典
日本の産地
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「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」——この茶摘み歌は、狭山茶の深い甘味と旨味を称えた言葉として、今も埼玉県の人々に語り継がれています。 狭山茶は、埼玉県狭山市・入間市・所沢市周辺を中心に生産されるお茶の総称です。国内の...
宇治川の流れに沿って、朝ごとに霧が上がります。川から生まれた水蒸気が山裾まで這い上がり、茶畑をやわらかく包む——この朝霧が、宇治という土地をお茶の産地として唯一無二にしてきた自然の恵みのひとつです。京都のお茶といえば、まず思い浮かぶの...
三重県は、意外にも国内第3位の茶生産量を誇る都道府県です。 第1位の静岡県、第2位の鹿児島県に比べると差はあるものの、2023年の生産量は約5,200トン(農林水産省「特産果樹生産動態等調査」)と、全国の約7%が作られるお茶どころ。...
富士山の裾野から太平洋まで、静岡県は茶畑の広さだけでいえば日本でダントツの第一位です。国内で生産される緑茶のおよそ40%が、この一つの県から生まれています。 静岡茶は静岡県内で生産されるお茶の総称です。煎茶・深蒸し煎茶を中心に、てん...
加賀藩の藩祖である前田利家は、千利休から直に茶の湯を学んだと伝わります。その系譜が色濃く残る石川県では、江戸時代に現在の打越町でお茶づくりが始まり、栽培法と製茶法は京都の宇治から移されました。茶畑の面積だけを見れば大産地とは言えません...
佐賀県の嬉野は、霧深い盆地に位置する温泉地としても知られています。地下から汲み上げる軟水と温暖な気候が、「蒸し製玉緑茶(グリ茶)」と呼ばれる独特の緑茶を育ててきました。 嬉野茶は佐賀県嬉野市を中心に生産されるお茶の総称です。その最大...
湯のみを顔に近づけると、宮崎のお茶は二つの表情を見せます。平野部で作られる「煎茶」は明るく素直な輪郭を持ち、山あいの「釜炒り茶」には、火で仕上げた葉だけが持つ乾いた香ばしさがあります。同じ県のなかで、その両方が無理なく並んでいるのが宮...
日本でお茶が最初に栽培された場所を問えば、多くの人は「宇治」か「静岡」と答えるかもしれません。しかし、記録に残る日本最古の茶産地のひとつとして名前が挙がるのは、奈良県——大和の国です。 大和茶は奈良県で生産されるお茶の総称です。生産...
霧の中から姿を現す茶畑。急斜面に連なる畝、矢部川沿いに広がる盆地の静寂。八女の玉露が、なぜ全国茶品評会で幾度も最高位を射止めるのか——答えは、この地形と気候の中にあります。 八女茶は福岡県八女市を中心に生産されるお茶の総称です。玉露...
鹿児島県の2020年のお茶の生産量は全国第2位。しかもその生産量は年々増えており、静岡県に迫る勢いです。2020年の生産量は23,900トンと、国内生産量の約34%にあたります。 品種としては、”やぶきた”を筆頭に”ゆたかみどり...
読むから飲むへ
調べたお茶を、実際に味わう。
日本の7つの窯元による手仕事の茶器と、その作り手の物語。










